受容と許容は同じこと?


 

介護のプロ道場、今日のお題は
「受容と許容の違い」です。

それでは問題です!

 

「受容と許容は同じ意味である」

 

さて、正解は ◯ でしょうか? ×でしょうか?

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正解は × でした!

【今日の解説 受容と許容の違い】

受容とは、その人の「思い」を受け入れることです。

また「許容」とは、その人の「行動そのもの」を正当化することです。

つまり受容と許容は同じ意味ではありません。

 

他人のものを盗ってしまう行為を例に挙げてみましょう。

他人のものを盗ってしまうことは、社会生活を営む上で許されることではありませんね。

でも、もし認知症がある方だとしたら・・・

認知症の症状により、自分のものと他人のものの区別がつかなくなっていて、自分のものだと思って手元に置いていた、ということも十分考えられます。

 

受容は「これを自分のものだと思った」ことを受け入れること

許容は「他人のものを了承を得ずに手元に置く」ことを認めること、と考えることができます。

社会のルールに反した行動を認めてしまうと、その人や周囲の人の社会生活に支障がでてしまいます。

しかし認知症などの病気によって「自分のものだ」と思っているのに、「盗んではいけない」と始めから否定をしてしまうと、混乱したり、「盗人」と決めつけられたことで自尊心が低下してしまいます。

 

この例では、「自分のものだと思った」ことを受け入れた上で、「他人のもの」であることを伝え、さらに本来の「自分のもの」を一緒に確認したり、探したりするなどの対応が求められます。

このような対応をするためには、行動を見るだけでなく、その人の背景をしっかり把握しておく必要があります。

そして、その人の「思い」を受け入れる、つまり受容することで、その人の自尊心や自己肯定感を高めることに繋がります。

 


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