気づきの達人になろう!



介護のプロ道場、今日のお題は

「気づきの達人になろう!」です。

2013年最後の記事は、いつもと趣向を変えて、ある詩を紹介したいと思います。

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「きいて下さい、看護婦さん」

「人間対人間の看護」の著者であるトラベルビーが1971年に紹介した詩で、詩の作者はルース・ジョンストンという看護師です。
ご存知の多い方も多いかもしれませんが、お付き合い下さい。

 

ひもじくても、わたしは、自分で食事ができません。
あなたは、手の届かぬ床頭台の上に、わたしのお盆を置いたまま、去りました。
そのうえ、看護のカンファレンスで、わたしの栄養不足を議論したのです。

 

のどがからからで困っていました。
でも、あなたは忘れていました。
付き添いさんに頼んで、水差しを満たしておくことを。
あとで、あなたは記録につけました。わたしが流動物を拒んでいますと。

 

わたしは、さびしくて、こわいのです。
でも、あなたは、わたしをひとりぼっちにして、去りました。
わたしが、協力的で、まったくなにも尋ねないものだから。

 

わたしは、お金に困っていました。
あなたの心のなかで、わたしは厄介ものになりました。

 

わたしは、一件の看護的問題だったのです。
あなたが議論したのは、わたしの病気の理論的根拠です。
そして、わたしをみようとさえなさらずに。

 

わたしは、死にそうだと思われていました。
わたしの耳がきこえないと思って、あなたはしゃべりました。
今晩のデートの前に美容院を予約したので、勤務の間に、死んでほしくはない、と。

 

あなたは、教育があり、りっぱに話し、純白のぴんとした白衣をまとって、ほんとうにきちんとしています。
わたしが話すと、聞いてくださるようですが、耳を傾けてはいないのです。

 

助けてください。
わたしにおきていることを、心配してください。
わたしは、疲れきって、さびしくて、ほんとうにこわいのです。

 

話しかけてください。
手をさしのべて、わたしの手をとってください。
わたしにおきていることを、あなたにも、大事な問題にしてください。

 

どうか、きいてください、看護婦さん。


この詩は私の原点です。

始めにケアありきではなく、その人の苦痛を少なくし,生活を豊かにするためにケアを行います。

そのためには、その人を知ること、変化に気づくこと、見る、観る、看るチカラをつけていきたい・・・。

これからも皆さんとともに「気づきの達人」を探求し続けたいと思います。

 

どうぞ来年も、よろしくお願いします。良いお年を!

2013年12月31日 桑原紀子

 


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