睡眠障害・昼夜逆転にはどうしたらいいの?


介護のプロ道場、今日のお題は
「睡眠障害・昼夜逆転とその対応」です。

それでは問題です。
睡眠障害がある場合には、必ず睡眠薬を処方してもらう

正解は◯×どちらでしょう?

睡眠障害 認知症


正解は × でした。

 

【今日の解説 睡眠障害・昼夜逆転とその対応】

認知症の睡眠障害に対して、睡眠薬を使用することもありますが、かえって眠りがちになったり、はっきり覚醒できなかったりすることで、転倒や誤嚥のきっかけになることもあります。
 
まずは、なぜ認知症の方が睡眠障害を起こしやすいのか理解した上で、生活パターンを整える関わりが必要です。

 

認知症の方は睡眠・覚醒・概日リズム(サーカディアンリズム)に関係する神経伝達物質の量が変化するため、睡眠障害を起こす頻度が高いと言われています。

睡眠障害の内容としては、眠りが浅くなる途中で目が覚める回数が多くなる、途中で目が覚めている時間が長くなる、という症状により、睡眠の質・量とも低下します。

例えば、重度のアルツハイマー病の場合には、連続して1時間の覚醒・睡眠各状態を維持できないそうです。


また痛み痒み違和感などの身体症状は、睡眠障害を強めてしまいます。


認知症の方は、夜間の不眠とともに昼寝が増え、昼夜逆転になることが多いと言われています。


また、しっかりと目が覚めきれず「せん妄」といわれるもうろう状態が見られることがあり、このような時には、不安感が強く興奮しやすいため、介護の負担が大きくなります。

認知症の方の中には、夕方から就床の時間帯に不安、徘徊、興奮などが見られます。日没症候群ともいわれますが、これも、睡眠バターンの乱れにより、夕方に疲労がたまり、記憶障害、見当識障害などの中核症状が強く出現するためです。


睡眠パターンを整える関わりとしては、以下のような事が挙げられます。

・就寝環境を整える(室温・照度)

・午前中に日光を浴びる

・入床、覚醒時刻を規則正しく整える

・昼寝は15時くらいまでに20分程度、座位でのうたた寝程度にする。

・決まった時刻に身体運動をする(入床前の4時間以降は避ける

・アルコール・カフェイン・ニコチンの摂取を避ける

・痛みや痒みに十分配慮する

 

なぜ日光や、就寝環境の照度も関係するのでしょう・・・?
睡眠のメカニズムはまた次回ご紹介します!

 


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