認知症高齢者への対応まとめ


介護のプロ道場、今日のお題は
「認知症高齢者への対応まとめ」です。

それでは問題です!
認知症高齢者には子どもと同じように接する。

正解は◯×どちらでしょう?

認知症高齢者への対応

正解は、 × でした!

【今日の解説 認知症高齢者への対応まとめ】

認知症があっても、子どもに戻っているわけではありません。大人であり、人生の先輩でもあります。

認知症高齢者の言動は、本人が認知した状況が、現実とは異なっているために、結果的には、周囲には理解し難い言動として現れます。

もし、自分が理解している状況目の前に現れた現実が、全く違うものだったら(例えば、自宅で寝たつもりだったのに、朝起きたら全く知らない場所にいるというような事態に直面したら)、認知症高齢者と同じような言動をとる可能性もありますね。

まずは認知症のことを理解すること、その上で、認知症の方が「してほしくない対応」をしないこと、「してほしいことや普通の対応」をすることが、認知症高齢者への対応の原則であると言えます。

 

対応のポイントをまとめると

・認知症になっても、もちろん感情はあります。大人、人生の先輩として接しましょう。

制止や否定は、不安を増強させます。まずはなぜそうしたいのか話を聞きましょう。他のことに意識が向けられるように話を持っていくことも有効です。

急な対応が苦手です。本人のペースに合わせましょう。

・認知症の症状の理由を理解するとともに、介護者(もちろん介護職もです)の気分転換、息抜きがとても大切です。

 

 さて、約3週間にわたりお届けした認知症シリーズは今日でおしまいです。

これまで私が知りうる範囲のなかで、「なぜそうなっているか」を中心にお話ししてきました。

しかし、今回述べてきたことが未来永劫変わらない・・・と言う訳ではありません。認知症に関わる全ての人たちが、常に新しい情報を得て、皆で検討していくことが大切だと思っています。

そしてもう一つは、「認知症の方への対応」です。病態から考え、一般的な対応方法を述べてきました。
この方法が全ての方に当てはまるものではなく、また、全ての場面で実現できる方法ではないでしょう。

ご家族にとっても、介護職にとっても、わかっているけれど、実際は・・・、と思う方もいらっしゃるでしょう。

認知症の病態のことだけを述べても生活は成立しません。その方が生きてきた歴史があって、家族がいて、地域があって、生活する場面があって、それにはもちろん介護医療様々な人が関わって、生活が成立するのだと思います。

しかし、病態を知らなければ、生活が難しくなります。そのため私は、看護職として、学習支援者として、病態に基づいた一般的な対応について情報を発信し続けたいと思っています。

そして「どのように認知症の方に接したらいいか」だけでなく、その方と生活を続けるために、家族がどのように考え、社会的資源を活用してけるように支援したらよいのか、生活する場をどのように整えたらよいのか・・・

それぞれの事例について意見を出し合い、それぞれの立場でどのような行動をとったらよいのか、皆の智恵をシェアし、ご本人やご家族だけでなく、介護職も安心して仕事ができるような仕組みを、皆で作っていきたいと思っています。

 

事例の検討、ヒヤリハットのデータベース作成と活用、その根拠に基づいた労働環境改善要求、業務整理などについても、いずれ情報を発信できるよう準備していきます。

 

ひとまずは、認知症については今日で終えて、次回からは感染予防について、解説を始めたいと思います。

 長文にお付き合い頂き、ありがとうございました!
今後ともよろしくお願いします。

 


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