飛沫感染と空気感染ってどう違うの?


介護のプロ道場、今日のお題は
「飛沫感染と空気感染の違い」です。

それでは問題です!
飛沫感染と空気感染は同じ意味である。

正解は◯×どちらでしょう?

飛沫感染空気感染 介護のプロ道場


正解は、× でした!

【今日の解説 飛沫感染と空気感染の違い】

飛沫感染と空気感染は違う感染経路です。今日は、それぞれの感染経路と感染予防策について説明しますね。

 

飛沫感染とは、病原体を含んだ分泌物(飛沫:5μm以上)を吸い込む感染経路です。飛沫は水分を含んで重いため、m位で落下します。(1μmマイクロメートル=1000分の1mmです。)

飛沫感染による主な感染症は、風邪、インフルエンザ、風疹、細菌性肺炎などです。

飛沫感染の感染予防策は、スタンダードプリコーションに加えて・・・

・感染者、介護者ともにサージカルマスクを着用する。

・感染者と他者(他の利用者など)は1m以上距離をあける。

※飛沫感染を起こす感染症は、病原体を含む分泌物に触れることによって感染する接触感染の対策も必要です。
(接触感染については、次回詳しくお話しします)

 

空気感染とは、飛沫の水分が乾燥した微粒子(飛沫核:5μm未満)を吸い込む感染経路です。飛沫核は水分が乾燥して軽くなっているため、1m以上、かつ長時間空気中に漂います。

空気感染による主な感染症は結核、麻疹、水痘、レジオネラ症などです。

空気感染の感染予防策は、スタンダードプリコーションに加えて・・・

・特に菌を出している結核の場合は、空調管理のできる個室に隔離する。(入院が必要)

・感染者はサージカルマスクを着用し、医療従事者は高機能マスクを着用する。

 

●サージカルマスクとは織っていない布(不織布)を使っているマスクです。不織布は繊維そのものを熱などで接着したり複雑に絡ませてあるので、布のマスクよりも隙間が少なくなっています。

サージカルマスクの性能を表す指標として細菌濾過効率(BFE):約3μmの粒子を通さない割合(%)があります。飛沫の大きさは約5μmであるため、装着している人の飛沫を広げない効果が期待できます。ちなみに、スギ花粉の大きさは30〜40μmで、PM2.5は名前の通り2.5μmです。

アメリカ食品衛生局では、サージカルマスクの基準をBFE95%以上と規定しています。BFE95は以下に述べるN95マスクとは意味が違いますので注意をしましょう。


●N95マスクとも言われる高機能マスクは、さらにフィルター機能を強化して、0.3μm以上の微粒子を通さない割合が、95%以上のマスクをさします。

N95の「N」とは耐油性がない(Not to resistant to oil)という意味です。さらに、耐油性、防油性があるものもありますが、医療機関では耐油性は必要ないということで、耐油性がないものを選んでいます。

両方のマスクは、あくまで素材の機能の基準があるだけです。隙間が無いようにフィットさせることが大切です。


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