おさえておきたいノロウイルス感染症!


介護のプロ道場、今日のお題は
「ノロウイルス感染症の基礎知識」です。

それでは問題です!
ノロウイルスは、人の腸の中でだけ増殖する。

正解は◯×どちらでしょう?

感染予防 介護のプロ道場

正解は、◯ でした!

【今日の解説 ノロウイルス感染症の基礎知識】

ノロウイルスは食品環境中の河川水、海水等に存在はしますが、自己増殖できません。

人の小腸の上皮細胞につくと急激に増殖を始め、嘔吐や下痢の症状を起こしますので、感染者の便や嘔吐物に大量に含まれています。

食品を介して感染したり、便や嘔吐物を処理した器具や手指によって、人から人へと感染します。

感染経路は、飛沫感染接触感染経口感染の他、便や嘔吐物の処理が不十分で、床などに残ったウイルスが塵とまざって乾燥し、空気中に漂い鼻や口に入る空気感染も報告されています。

ノロウイルス感染症は、11月くらいから発生件数は増加しはじめ、12月~翌年1月が発生のピークになる傾向があります。

 

ノロウイルス感染症の潜伏期間は1〜2日で、主な症状は吐気・嘔吐下痢、腹痛、発熱(38°C以下) です。

健康な成人は3日程で回復しますが、高齢者は嘔吐と下痢のため脱水症状を起こしやすいので注意が必要です。

症状が治まった後も、1週間から1ヶ月程度ウイルスは便に排泄されることもあるので、二次感染の予防が大切です。

 

症状と周囲での発生状況や便検査により、ノロウイルス感染症と診断されます。

ノロウイルスに効く薬はないため、症状を和らげる対症療法が行われます。

水分補給に心がけ、食事は消化の良いものをとるようにします。

脱水症状が強い場合(尿が少ない唇や皮膚がいつもより乾くぐったりしているなど)には、点滴で水分補給をする必要があります。

 

ノロウイルスによる感染を予防するには、何と言っても手洗いが大切です。

帰宅時やトイレの後、調理の前後や食事(介助含む)の前、おむつ交換後には、手を良く洗いましょう。

液体石けんを使い、流水でしっかりすすぎ、ウイルスを物理的に洗い流します

また洗った手を汚染しないために、蛇口も一緒に洗い、手を拭く時にはペーパータオルまたは、個人専用のタオルを使います。

食品からの感染を防ぐためには、中心温度が1分以上85℃以上になるようしっかり加熱し、野菜や果物など生で食べる食品は、流水で充分に洗いましょう。

 

感染者の嘔吐・便などを処理するときの注意点をもう一度掲載しますね。

必要な物品を全て準備してから処理を行います。処理中に物品を取りにいって、汚染された手袋などで他のものを触ると、そこから接触感染が起こってしまうからです。

・手袋、マスク、エプロンをつけて、ペーパータオルや、古布などで汚物を取り除きます。

・汚物は専用の容器やビニール袋などに入れて密封します。

・多くの種類の病原体に効果がある、次亜塩素酸ナトリウムを薄めた液で周囲を拭きます。

・処理後は、手袋・エプロンなどをはずしてビニール袋などに入れ、手指消毒を行います。

・汚物が自分の衣類に付いてしまったら着替えましょう。

※カーペットや布団についてしまった場合には、消毒液で湿らせた雑巾などで、汚染した部分を10〜20分程度覆っておき、その後、普通の水で濡らした雑巾で抑え拭きをしておくよよいでしょう。

汚物が付いたリネンを洗濯する時の注意は・・・

・充分に換気できる状態にして、手袋・マスク・エプロンを着用します。

・まずは汚物を流水で洗い流します。

・次亜塩素酸ナトリウム液に10分間浸すか、 80°C以上の湯に10分間浸して消毒します。

・他のものと分けて洗濯します。

正しい処理で、身を守り、自分が媒介しないように心がけましょう!


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