水虫も感染症?


介護のプロ道場、今日のお題は
「水虫(白癬)の基礎知識」です。

それでは問題です!
水虫にかかっている人は10人に1人くらいである。

正解は◯×どちらでしょう?

水虫 白癬 爪白癬 感染予防

正解は、× でした!

 

【今日の解説 水虫の基礎知識】

いわゆる「水虫」は白癬菌という真菌による感染症で、感染経路は接触感染です。

現在では、4人に1人は水虫8人に1人は爪水虫にかかっていると言われています。

白癬菌は、高温多湿を好み、皮膚の角質層にある「ケラチン蛋白」を栄養源として増殖し、皮膚・毛・爪などに寄生して、「白癬」という病気を起こします。

足に起きるものを足白癬(水虫)、足の爪に起こるものを、趾爪白癬(爪水虫)、頭皮に起こるものを頭部白癬(しらくも)、身体に起こるものを体部白癬(ぜにたむし)、陰部に起こるものを股白癬(いんきんたむし)と言います。

 

足白癬は趾間(しかん)型小水疱(しょうすいほう)型角質増殖(かくしつぞうしょく)型に分けられます。

趾間型足白癬は、足指の間の皮膚が白くふやけたようになり、高温多湿になる夏には症状が悪化しやすくなります。

小水疱型足白癬は、土踏まずや足の縁などに小水疱がたくさんみられる、痒みの強いタイプです。

角質増殖型足白癬では、足底からかかと、足の側面の広範囲が、赤く(発赤)硬く(角化)乾燥した皮膚がはがれる(落屑)ようになります。この落屑がマットやスリッパなどに付くことで、感染が広がります。

角質増殖型足白癬はお年寄りに多く、痒みが少ないので、治療が遅れがちになります。

 

趾爪白癬は足白癬から白癬菌が爪の中に侵入し、感染した爪は厚くなり、色は黄白色に濁りもろくなります。

爪が厚くなることで、靴が履けなくなったり、歩行に支障を来すこともあります。

立てない、歩けない状態になると、活動範囲が狭くなってしまい、全身の機能の低下にも繋がりますので、特に高齢者のフットケアは重要です。

 

また、糖尿病を持っている場合は、抵抗力が下がっているので(易感染状態)、水虫からその他の雑菌が入り、周辺組織の炎症(蜂窩織炎)から、組織が死んでしまう(壊死)こともありますので、注意が必要です。

 

白癬の診断には、ハサミ、メス、ピンセットなどで、症状が出ている皮膚などを少量とり、白癬菌を顕微鏡で見つけます。1~2分で結果が分かります。
治療は、抗真菌薬の軟膏液状の薬を付けますが、重症の足白癬、爪白癬は、内服が必要です。

治療期間は、体部白癬・股部白癬は1ヶ月、頭部白癬は2~3ヶ月、足白癬は軽症で最低3ヶ月、趾爪白癬は半年から1年かかると言われています。

 

ケアとしては、症状が出ている箇所を清潔に保ち、高温多湿を避けることが大切です。

入浴後は指の間をしっかり乾かし、靴も同じものを毎日履き続けないようにしましょう。

感染源として可能性が高いものは、共用するスリッパ、サンダル、浴場の足拭きマットなどがあります。

これらの共用を避けたり、足拭きマットやスリッパなどは、定期的に洗って乾燥させましょう。

 

お酢や重層、硫黄などを使った民間療法もありますが、まずはしっかり診断を受け、抗真菌薬を使った方が確実に治療をすることができます。

追加情報!
フットセラピスト、中西薫さんのサイトにとてもわかりやすい爪のケアの記事がありましたので、ご紹介します!


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