MRSAって何?どうしたらいいの?


介護のプロ道場、今日のお題は
「薬剤耐性菌の基礎知識」です。

それでは問題です
MRSAとは、メチシリンに耐性を持った黄色ブドウ球菌のことである。

正解は◯×どちらでしょう?

MRSA感染症 薬剤耐性菌 感染予防 介護のプロ道場
今日の画像ゲストは桑原タルーさんです。なにやらFacebookページも作ってしまったようです。

正解は、◯でした!

【今日の解説 薬剤耐性菌の基礎知識】

黄色ブドウ球菌による感染症の治療には、ペニシリンという抗生物質を使いますが、そのうちペニシリンが効かない黄色ブドウ球菌(耐性黄色ブドウ球菌)が現われてきました。その耐性黄色ブドウ球菌に開発された抗生物質がメチシリンです。

さらに、メチシリンにも抵抗性を示すという耐性黄色ブドウ球菌が出現し、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌=MRSA(methicillin‐resistant Staphylococcus aureus)と名付けられました。

しかし、MRSAはメチシリン以外にも各種の抗生物質にも耐性をもった多剤耐性黄色ブドウ球菌となってしまいました。
薬剤耐性菌とは、抗菌剤(抗生物質)に対する抵抗力(耐性)を身につけ、薬が効かなくなったり、効きにくくなったりする病原体の事です。また、多くの抗菌剤に耐性をもった菌のことを多剤耐性菌と言います。

主な薬剤耐性菌としては、多剤耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)や多剤耐性緑膿菌(MDRP)があります。

多剤耐性菌は感染経路は「接触感染」です。医療従事者や介護者の手などを通して、菌を持っている人から他の人にうつしてしまうこともあります。

薬剤耐性菌は通常の菌と比べ、まれにしか存在せず、日常の生活を行う中で、このような多剤耐性菌に感染する可能性はあまりありません。多くは病院に入院している時に感染します。

もし薬剤耐性菌に感染したとしても、健康な人は特に症状も出ず、菌も身体から排除される場合も多いと考えられています。

ただ、MRSAが粘膜や皮膚についたまま(保菌者)で、病気になると、免疫力が低下しており、菌を簡単に排除できなくなります。また、治療上、血管カテーテルや尿道カテーテル、人工呼吸器などを使用するため、感染を起こしやすい状況にあります。

薬剤耐性菌による感染症は日常生活の中で誰にでも起こるわけではなく、菌が入りやすい状況や、免疫力が低下しているなど、いくつかの条件を満たした場合に起こりやすくなります。

介護の場面では、薬剤耐性菌を他の利用者さんへ感染させないようにすること、また、薬剤耐性菌を持っている方に対しても、その他の病原体を感染させないようにすることが大切です。

そのためには、スタンダードプリコーション(手洗い、手袋の着用など)が最も大切な感染予防策です。

また、余った抗菌薬を適当に飲む、処方された抗菌薬の量や種類を自己判断で減らす、数回飲んで症状が軽くったため途中で内服を中止する、このような抗菌剤の使い方をしていると、薬剤耐性菌ができやすくなります。

必ず医師の指示を守って抗菌剤を使用する事が、薬剤耐性菌を作らないための基本です。

 


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