わかっているけど変わらないのはなぜ?


介護のプロ道場、今日のお題は
「行動を変えるための背景(健康信念モデル)」です。

それでは問題です!
わかっていても変わらないのは、意思が弱いだけだ。

正解は◯×どちらでしょう?

健康信念モデル 生活習慣病 介護のプロ道場

正解は、× でした!

【今日の解説 行動を変えるための背景(健康信念モデル)】

わかっているけど改善できないという背景には、危機感の低さと、改善することで得られるプラス面が行動をするマイナス面を上回っていないことがあります。

 

例えば、健診などで肥満気味で血糖値も高いので運動をしましょうと、アドバイスを受けたとします。

「このくらいならまだ大丈夫だろう」といった、危機感が低い状態であると、なかなか行動に移すことができません。

そこで、肥満気味で血糖値が高い状態が続けば、動脈硬化を起こしやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞を発症するリスクが高くなる、という知識を得ることで、危機感を感じることになります。

 

しかし危機感が大きくなり過ぎるとやる気をなくしてしまうこともあるので、従来のような「おどし」の健康教育には限界があると言われています。

 

体重を減らして、血糖値を下げるためには「運動」した方が良いというメリットがわかっていても、「忙しくて時間がない」「運動は面倒」「運動する道具や場所がない」などの、行動をするデメリットを強く感じていると、運動することに繋がりません。

そこで、忙しい日常の中でも簡単に運動ができるように、意識して階段を使ったり、手足を大きく振って歩くようにしたりすることを提案し、行動するデメリットを減らしていきます。

 

さらに、知人や有名人などの、運動することによって健康状態が改善した事例を知ることも、メリットを大きく感じることにつながります。

 

健康によい行動を行う可能性が高くなるには、その人にとって、その行動を行うことのメリットとデメリットを比べた場合、メリットの方が大きいと感じられる必要があります。

 

これらの考え方は「健康信念モデルヘルスビリーフモデル)」といい、健康行動理論の一つです。
健康行動理論を知っておくと、対象者が健康な状態になるための「やる気」を促すことにつながります。

また、人が行動を変えるには、様々な段階があると言われています。明日はその段階と、段階に合わせたアプローチについてお話ししますね。

 


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