くも膜下出血は危険なの?


介護のプロ道場、今日のお題は
「くも膜下出血の基礎知識」です。

それでは問題です!
くも膜下出血では約半数が死亡するか昏睡状態になる。

正解は◯×どちらでしょう?

くも膜下出血 介護のプロ道場 生活習慣病

正解は、◯ でした!

 

【今日の解説  くも膜下出血の基礎知識】

くも膜下出血を起こすと重篤な状態になることが多く、大半の方が(約50%)破裂と同時に死亡するか、昏睡状態に陥ると言われており、生命に危険を及ぼす病気です。

 

くも膜下出血では、脳へ血液を送る動脈の瘤が破裂して、大量の血液が急に脳の表面に流れ込んだ状態です。

頭蓋骨の内側の圧力が急に上昇して、脳全体を圧迫することと、脳に血液が運ばれなくなることにより、脳に重い障害を与えます。

 

くも膜下出血では、軽い頭痛が出血の数時間から数週間前に見られる場合もありますが、多くの場合は、前ぶれもなく突然に激烈な頭痛が起こります。

突然、「今まで経験したことのないような」「バットで頭を強く殴られたような」激しい頭痛におそわれ、嘔気・嘔吐を伴い、意識を失ったり、痙攣を起こしたりすることもあります。

 

くも膜下出血での意識障害は、激しい頭痛が起きてから数分の間(5~10分ぐらい)で意識を失います。

くも膜下出血の予後は出血の程度、発症時の意識状態神経症状により左右されます。

 

くも膜下出血の程度は主に意識レベルから5段階に分類されています。

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レベルの良いものでは、手術などで再出血を防ぐ治療が行われます。

レベルの悪い4や5の状態では脳の腫れがひどく手術は難しいため、まず脳の腫れに対する治療が行われます。

 

くも膜下出血を起こした後には、再出血脳血管攣縮(れんしゅく)よる脳梗塞水頭症という続発症を起こす可能性があります。

 

くも膜下出血の再出血発症当日が最も多く、1ヵ月以内に約50%が再出血するといわれています。

再出血の予後はさらに悪化するため、動脈瘤の治療はできれば48~72時間以内に行われることがすすめられています。

くも膜下出血後4〜14日の間に、脳の太い血管が細くなる脳血管攣縮がしばしば起こり、脳細胞に血液が送られなくなることによって脳梗塞を起こしてしまいます。

 

くも膜下出血により、脳で作られる脳脊髄液の流れや吸収が障害されると、脳室という部分や脳の外側に髄液が必要以上にたまり、脳を圧迫してしまう水頭症という状態を起こすことがあります。

くも膜下出血を発症してすぐに起こる急性水頭症と、約1ヶ月ほど経過してからの遅発性水頭症があり、認知症のような症状を起こすことが知られています。

 

脳が障害を受けたことによる後遺症については、脳梗塞のところで解説しますね。

 

くも膜下出血は、次のような日常での予防対策が大切です。

1) 血圧をしっかりコントロールする
高血圧の人は血圧に大きな変化があったらすぐに受診しましょう。

2)食事に気をつける:詳しくは「食生活、じゃあどうしたらいいの?」を参照してください。

3)禁煙を心掛ける:詳しくは「再考!喫煙はなぜ悪いの?」を参照してください。

4)前兆を見逃さない
血圧の乱高下のほか、突然の頭痛、頭の重さ、目の痛みなどの前兆があったら、必ず受診しましょう。

 


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