脳の中に出血って、どういうこと?


介護のプロ道場、今日のお題は
「脳出血の基礎知識」です。

それでは問題です!
脳出血は動脈硬化と関係がある。

正解は◯×どちらでしょう?

脳出血 生活習慣病 脳内出血 介護のプロ道場

正解は、◯ でした!

【今日の解説 脳出血の基礎知識】

脳出血とは、動脈硬化や高血圧などにより、脳の中の動脈が破れ脳の実質内に出血してしまう病気です。

 

出血すると血が固まり(血腫:けっしゅ)、周りの脳が圧迫されて、意識障害、運動麻痺、感覚障害などの症状が現れ、脳の機能が低下します。

血腫が大きくなると脳がむくみ、頭蓋骨の中の圧力が高くなって脳へのダメージがさらに大きくり「脳ヘルニア」を起こして、最悪の場合は死に至ることもあります。

 

脳出血は、脳の出血する場所により、「被殻(ひかく)出血」、「視床(ししょう)出血」、「皮質下(ひしつか)出血」、「脳幹(のうかん)出血」、「小脳(しょうのう)出血」の 5つの種類に分けられます。

脳の構造はコチラ

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出血部位別の主な症状について説明しますね。

1)被殻(ひかく)出血:脳の中央にある被殻から出血したもので、脳出血全体の約40%を占めます。

被殻出血による主な症状は、片麻痺感覚障害半盲(片側が見えない)などで、さらに進行すると意識障害が起こります。

 

2)視床(ししょう)出血とは:大脳半球に囲まれた、間脳の一部を占める視床に出血したもので、脳出血全体の約30%を占めます。
視床出血は死亡率が高い脳出血です。

視床出血の症状は、しびれ片麻痺感覚障害などと、視床痛という半身の激しい痛みが起こることがあります。

 

3)皮質下出血:大脳の表面を覆う大脳皮質のすぐ下の出血で、脳出血全体の約5~10%です。

症状は、出血する部位により片麻痺失語半盲や、けいれんを起こすこともあります。

皮質下出血は、他の脳出血よりも症状が軽いことが多いため、治療後の経過も良いことが多いと言われています。

 

4)脳幹出血:間脳、中脳、延髄、橋で構成される脳幹と呼ばれる部分の出血で、脳出血全体の約 5%を占めています。

脳幹は、脳と脊髄を結ぶ部分にあり、体温調節、呼吸、心臓の運動、などの生命維持に関わる部分です。

脳幹出血の症状は、呼吸障害意識障害眼球運動障害四肢麻痺縮瞳(しゅくどう:瞳孔径が3mm以下)、高熱などです。

脳幹出血は、命に関わる状態になることが多く、脳幹出血が起こると、数分で昏睡状態になり、数時間のうちに死亡してしまうこともあります。

 

5)小脳出血:脳の一部である小脳の出血で、脳出血全体の約 5%です。

小脳とは、大脳の下、脳幹の後ろ側にあり、運動を司る部位です。

小脳出血の症状としては、突然の回転性のめまい嘔気・嘔吐頭痛歩行障害意識障害起立障害などが起こりますが、片麻痺は起こりません。

 

このような症状がある場合は、早急な治療が必要です。すぐに医療従事者に報告し、救急車を呼びましょう。

 


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