排尿障害って何?なぜ起こるの?


介護のプロ道場、今日のお題は
「脳梗塞後の排尿障害」です。

それでは問題です!
尿失禁の原因は運動麻痺で動けないことだけである。

正解は◯×どちらでしょう?
排尿障害 脳梗塞後遺症

正解は、× でした!

【今日の解説 脳梗塞後の排尿障害】

脳梗塞によって、排尿をコントロールしている大脳脳幹が障害を受けると、尿意を感じなかったり排尿を我慢できなくなるため、頻尿や尿失禁が起こります。

また、運動麻痺によりトイレまでの移乗や移動動作、排尿動作に時間がかかる場合や、記憶障害によりトイレの場所を忘れてしまった場合にも尿失禁が起きることがあります。

 

排尿のコントロールはこのような仕組みです。

一定の尿が膀胱にたまると(150~200ml)、膀胱の壁が伸びたという刺激が脊髄を通って大脳に伝わり、尿意を感じます。

この時点では、膀胱は緩み、膀胱の下の部分と尿道は縮んでいるので、排尿を我慢することができます。

尿意を感じて大脳で「排尿の準備が整った」と判断されると、脳幹から「排尿してよい」という刺激が出ます。

脳幹からの刺激は脊髄を通って、膀胱に届き、膀胱を収縮させ、膀胱の下の部分と尿道が緩むため、排尿ができます。

 

排尿はこのように、大脳や脳幹でコントロールされていますが、脳梗塞によって、大脳や脳幹が障害を受けると、尿意を感じなかったり、排尿を我慢できなくなってしまうのです。

 

排尿を我慢できない場合には「抗コリン薬」という、膀胱の活動を少し押さえて、排尿までの間、我慢できるようにする薬を使います。

また、尿意を訴えられなかったり、排尿パターンがはっきりしない人には定時排尿誘導、ある程度我慢できる人には食事の後などに排尿を習慣化する誘導なども有効です。

 


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