排便障害がある場合にはどうしたらいいの?


介護のプロ道場、今日のお題は
「排便障害の対策」です。

それでは問題です!
排便障害には食事や運動も関係する。

正解は◯×どちらでしょう?

排便障害 対策 介護のプロ道場
正解は、◯ でした!

【今日の解説 排便障害の対策】

脳梗塞後に排便障害を起こす要因として、大脳で直腸からの刺激を感じなくなる「便意の鈍麻」、麻痺による「いきむ力の低下」、外肛門括約筋をしめることができない「便失禁」のメカニズムを前回の記事でご紹介しました。

それ以外にも、このようなことが、脳梗塞後の排便障害を悪化させる要因になります。

・摂食行動の障害や食事内容の偏りによる、消化吸収機能の低下

・寝たきりによる起立性大腸反射の低下による、腸の蠕動運動の低下

・仰臥位での排泄による、腹圧のかかりづらい排便姿勢

 

なぜ排便障害を起こしているのかをよく観察して、次に挙げるような対策をとるようにしましょう。

 

1)食事の見直し

食事量の確保、適切な量の水分摂取(食事以外に1500ml)、食物繊維を多く含む食材の摂取。

 

2)腸の働きの促進

特に朝に身体を起こす、腹部・腰部温罨法、腹部マッサージ、排便体操(身体をねじる、腹式呼吸、腹部に力を入れるなど)

腰背部温罨法については、皮膚への刺激が大脳だけでなく自律神経にも伝わり、支配している臓器の動きに作用する「体性―内臓反射」を促せることが解っています。また、温めることで心地よい感覚が得られることで、副交感神経系の活動が高まり、腸の動きが促進されることも、排便に影響があると考えられています。

 

3)トイレ誘導の推進

適切な誘導タイミングの見極め、排便習慣をつける。

 

4)排便姿勢の確保:出来るだけ座位、足が床にしっかりついて、やや前傾になると、排便反射が起こりやすく、腹圧(いきみ)がかかりやすい。

 

朝、身体を起こすと腸の運動が促され(起立反射)、飲食をすることで腸の運動が更に促進されます。(胃反射)

朝コップ一杯の水を飲むことが、便秘によいと言われたり、朝食を食べた後に排便に行きたくなったりするのは、これら反射を起こしやすくするからです。

朝は、自然な排便のリズムがつきやすいので、朝食は必ずとるようにして、食後にはできるだけ座位で排泄できるような環境を整えることも、大切ですね。

 


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