言語障害って話せなくなるだけ?


介護のプロ道場、今日のお題は
「脳梗塞後の言語障害」です。

それでは問題です!
脳梗塞後の言語障害は失語症だけである。

正解は◯×どちらでしょう?

傾聴 コミュニケーション

正解は、× でした!

【今日の解説 脳梗塞後の言語障害】

脳梗塞後の言語障害とは、言葉を話したり理解することが難しくなる障害です。

言語障害は、失語症(しつご しょう)と構音障害(こうおんしょうがい)の2つに分けられます。

 

失語症には、運動性失語と感覚性失語があります。

運動性失語とは、相手の話していることを理解できても、自分が思っている言葉を頭の中で作り出せない症状です。

大脳の前頭葉にあるブローカ領域と呼ばれる言葉を作る部分に障害が起こることで発症するので、「ブローカ失語」とも呼ばれます。

例えば・・・
Q:バラ園に行かれたそうですね、いかがでしたか?
A:・・・・・
Q:どんなバラが咲いてましたか?
A:・・・・・

しかし、相手の話していることは理解できますので、閉じられた質問をすると・・・
Q:バラ園ではお好きな黄色いばらは咲いていましたか?
A:(うなづく)
Q:(バラ図鑑を見ながら)どんなバラが咲いていましたか?
A:(それぞれのバラを指差す)

 

感覚性失語とは、「発語」することはできても、相手の話していることが理解することができなくなるため、つじつまの合わない会話になってしまいます。

大脳の側頭葉にあるウェルニッケ領域と呼ばれる部分に障害があると発症するので、「ウェルニッケ失語」とも呼ばれます。

例えば・・・
Q:バラ園に行かれたそうですね、いかがでしたか?
A:息子は来たかしら?
Q:どんなバラが咲いてましたか?
A:手袋をどこに置いたか忘れちゃってね。

このような感じです。

 

構音障害とは、大脳や脳幹が障害され運動麻痺が起こることで、話すことに関する筋肉が動かないための症状です。

相手の話していることを理解もできますし、言葉も作れるのですが、舌や唇を動かすことが難しいために、うまく話すことができなくなります。

 

言語障害によって、自分が思っていることを伝える、相手の話を理解するという、普段は意識しないコミュニケーションができなくなるために、ご本人やご家族にとって、もどかしい状態になっていることが考えられますね。

具体的な対応についてはまた次回!

 


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