脳梗塞で視覚障害が起こるのはなぜ?


介護のプロ道場、今日のお題は
「脳梗塞後の視覚障害」です。

それでは問題です!
脳梗塞後には視野欠損や複視が起こることがある。

正解は◯×どちらでしょう?

脳梗塞後遺症 視覚障害 介護のプロ道場

正解は、◯ でした!

【今日の解説 脳梗塞後の視覚障害】

脳梗塞後の視覚障害には、見える部分が欠ける「視野欠損」と、ものが二重に見える「複視(ふくし)」があります。

 

脳梗塞後の視野欠損では、片目、もしくは両目で見ても視野の左右どちらかの半分しか見えなくなってしまう半盲(はんもう)が起こります。

脳梗塞によって脳の視覚をつかさどるところ(大脳皮質視覚野)が障害されると、この症状が起こります。

例えば、右後頭葉の視覚野に脳梗塞が起こると、左側半分の視野が欠けてしまいます。

半盲になると、見えない部分にある物に気づかないため、転倒、ケガ、食べ残しなど、日常生活に支障を来します。

そこで、うまく眼を動かして、見える側の視野の中に見たいものをもってくるようにリハビリテーションを行います。

 

もう一つの視覚障害、脳梗塞後の複視では、両目で見たときに、ものが二重に見えます。しかし、片方の目でみると、正常に見えます。

眼球は左右それぞれに、目を動かす筋肉(外眼筋)が6本ずつ付いています。それらがバランスよく働いて左右の視線をそろえています。この左右の視線のバランスが崩れると、ものが二重に見えてしまいます。

脳梗塞が起こり、外眼筋を動かす神経の経路に障害が起こると、どちらかの目を動かすことが出来なくなり、左右の視線のバランスが崩れるため、ものが二重に見えてしまいます。

複視があると、階段の段差などがわかりにくなり、転倒の可能性が高くなります。

麻痺がある方の目を眼帯で隠したり、眼鏡を調整することで、複視を改善することも期待できますので、眼科医に相談をしてみましょう。

 

ちなみに脳梗塞後にも起こり得る、「半側空間無視」は、自分が意識して見ている空間の片側を「認識できない」症状で、網膜からの視覚刺激は大脳に届いているけれども、それを情報として処理できていない状態で高次脳機能障害に分類されます。

高次脳機能障害については、明後日から特集します。coming soon!


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