遂行機能障害って何?


介護のプロ道場、今日のお題は
脳梗塞後の遂行機能障害(高次脳機能障害)」です。

それでは問題です!
段取りをつけられなくなるのは、前頭葉の障害による。

正解は◯×どちらでしょう?

遂行機能障害 高次脳機能障害 介護のプロ道場

正解は、◯ でした!

【今日の解説 脳梗塞後の遂行障害(高次脳機能障害)】

遂行機能とは、ある目標を達成させるために計画的に段取りをつけて行動する機能です。視覚・聴覚・嗅覚などの様々な情報と、過去の経験をすり合わせて、前頭葉で調整するはたらきがあります。

脳梗塞によって前頭葉の働きが悪くなると、これらの遂行機能を発揮することが難しくなってしまいます。

料理や洗濯、片付け、入浴など、日常生活を送るための段取りをつけられなくなるために、様々な行動が難しくなります。

 

遂行機能とは、次の4つの過程で構成されています。味噌汁を作るという例で、一連の過程をみてみましょう。

(1)ある目標を決める(例:ネギと油揚げの味噌汁を作ろう)

(2)その目標をかなえるための段取りをつける(例:鍋で湯を沸かして、ダシをとって、ネギと油揚げを切って鍋に入れて、味噌を入れよう)

(3)目標に向かって行動を開始・継続する(例:上記の段取りを実践する)

(4)目標に近づくように行動を適宜調整する(例:味見をしてみよう、味噌を入れたら煮立たせないようにしよう)

このように、普段は当たり前のように行っている、目標に対する行動は、複数の行動を組み合わせて、調整していることがわかると思います。

 

上記の例で言えば、ネギを切る、湯を沸かすなど、それぞれの行動は問題が無いことが多いのですが、様々な行動や調整をすることが出来ず、味噌汁を作るのにとても時間がかかったり、完成させることができなくなってしまいます。

 

対処法としては、毎日の行動をパターン化し、簡単な作業から少しずつ行っていきます。料理や洗濯の一部を担当してもらうのもよいでしょう。

日常生活の段取りをマニュアル化して手順を確認しながら、繰り返し練習することにより遂行機能は上達していきます。

 

大切なことは、本人のペースで行えるように十分な時間をかけ、焦らないようにして、達成感を感じてもらえることです。

 


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