抗がん剤の副作用はなぜ起こるの?


介護のプロ道場、今日のお題は
「抗がん剤の副作用」です。

それでは問題です!
抗がん剤の副作用は、ストレスにより起こる。

正解は◯×どちらでしょう?

 抗がん剤の副作用 介護のプロ道場

正解は、× でした!

【今日の解説 抗がん剤の副作用】

抗がん剤は、細胞を増やさないようにする働きがあるため、がん細胞以外にも、細胞分裂を活発に行っている、皮膚骨髄毛根の細胞などにも影響を与えることがあります。これが抗がん剤の副作用です。

ストレスによっても、副作用を強く感じることはありますが、まずは抗がん剤の働きによって、正常な細胞も影響を受けているために副作用が起こる、ということを覚えておきましょう。

 

具体的な副作用と対処方法について紹介しますね。

アレルギー反応:頻度は多くありませんが、抗がん剤を使いはじめた直後から、発疹やかゆみなどの症状が出たり、まれに血圧の低下、呼吸困難を起こすこともあります。

すぐに対処できるように、初めて抗がん剤を使う時には、すぐ対処できるように入院するケースが多いです。

 

吐き気、嘔吐:脳神経が刺激されて起こると考えられています。抗がん剤を使用している時に起こりやすい症状です。

吐気止めを使ったり、水分や食事がとれない時には、点滴をしたりします。

冷たい水でうがいをしたり、食べられそうなものを少しずつ摂るようにします。

 

下痢:腸の粘膜が荒れて炎症を起こしたり、感染することで下痢になることがあります。

下痢止めを使ったり、少しずつ水分を摂り、脱水症状を予防します。

水様便や血便があったり、腹痛が強い場合には、炎症が強いことが考えられますので、すぐに主治医に連絡をします。

 

便秘:腸の動きを司る神経への影響で腸の動きが弱くなったり、飲食の量が少なくなることで便秘になることがあります。

下剤を使ったり、水分補給や無理のない範囲で身体を動かすようにします。

 

口内炎:口の中の粘膜が荒れて炎症を起こしたり、感染することで口内炎を起こすことがあります。

口の中を清潔にして、かたいもの、熱いもの、香辛料などを控えるようにします。

 

出血傾向:血液を作る骨髄の機能が低下するため、血小板が減少し、鼻血や歯ぐきの出血、皮下の出血斑などが起こりやすくなることがあります。

転倒やケガに注意し、歯ぐきを傷つけないように柔らかな歯ブラシを使うようにします。

 

感染:血液をつくる骨髄の機能が低下するため、白血球が減少し、感染しやすくなることがあります。

手洗い、うがい、マスク着用し、人ごみは避けるようにします。また食中毒にも注意し加熱した食品を食べるようにします。

※血液を作る骨髄の機能が低下することを、骨髄抑制といい、抗がん剤を使用してから1~2週間後に現れやすくなります。倦怠感疲れやすさの原因でもあります。

 

脱毛:毛根の細胞の働きが低下するため、髪の毛や体毛、眉毛なども抜けることがあります。

抗がん剤を使用してから3〜4週間後に現れやすくなりますが、薬の種類によって脱毛が起こりづらいものもあります。

数ヶ月後には新しく発毛してきますので、それまでは、頭皮への刺激を少なくするように心がけます。

 

手足のしびれ:神経の影響や、皮膚の角化によって、指先や足先の感覚が鈍くなったり、違和感が出ることがあります。

手足の感覚が鈍くなるので、やけどやけがに注意し、手袋や靴下で手足を保護したり、指先の運動やマッサージで血行をよくするようにします。


気になる症状がある時には、主治医や看護師に相談しましょう。


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