緩和ケアって何?


介護のプロ道場、今日のお題は
「がんの緩和ケア」です。

それでは問題です!
緩和ケアはがんの進行した人だけに行われる。

正解は◯×どちらでしょう?

O157 出血性大腸炎

正解は、× でした!

【今日の解説 がんの緩和ケア】

がんの緩和ケアとは、がんに伴う身体と心の辛さを和らげ、その人らしい生活を送れるようにする考え方です。

緩和ケアは、がんの進行した人だけに適用されるものではありません。

 

がんの症状や、治療に伴う、痛み・吐き気・食欲低下・咳や息苦しさ・だるさなどの身体の不調に加えて、気分の落ち込みや不安感などで日常生活を送ることが困難になることがあります。

これらはがんの治療中に、個人差はあっても多くの人が経験することであり、時期に関わらずその人の辛さを和らげることが、緩和ケアなのです。

 

辛い症状の一つである痛みのコントロールには、鎮痛剤の他に、医療用麻薬が使われることもあります。

「麻薬」というイメージから、麻薬の使用をためらう方もいますが、医療用麻薬は、痛みがある状態で使用すれば、中毒にならないことがわかっています。

 

その他の緩和ケアには以下のようなものがあります。

・自分の病気を知り、治療法の選択を助け、気分の落ち込みや不安を軽くする

・痛みなどのつらい症状を取り除く

・栄養補給だけでなく食事を楽しむ

・スムーズに排泄をする

・楽な体勢で休息をとったり、夜にぐっすり眠れるようにする

・からだをきれいに保つ

・その人にとって心地よい環境を整える

・経済的・社会的に不安なく生活する

・こころのふれあいを大切にし、楽しい時間を過ごす

・家族もケアができるようにするとともに、家族の不安や看病疲れを軽減する

 

つまり、緩和ケアは、ホスピスだけで行われるものではなく、治療を受けている病院、自宅、施設でも提供できるものなのです。

緩和ケアには、担当医だけでなく、放射線科医、腫瘍内科医、麻酔科医、歯科医、看護師、心のケアの専門家、リハビリテーションスタッフ、ソーシャルワーカー、ケアマネジャー、自治体の担当者など、様々な専門家が関わります。

 

また、自宅や施設で過ごす人には、介護スタッフの役割がとても大切な位置を占めます。

日本人の3人に1人はがんでなくなっていると言われています。

がんになっても、そして人生の最期が近づいてきたとしても、最後まで「その人らしく」生きられるように支えていきたいものです。


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