ターミナル中期にはどのように関わったらいいの?


介護のプロ道場、今日のお題は
「ターミナル中期の関わり」です。

それでは問題です!
ターミナル中期は身体的な痛みにだけ対処する。

正解は◯×どちらでしょう?
低血糖発作 糖尿病

正解は、× でした!

【今日の解説 ターミナル中期の関わり

ターミナル中期は、生命予後が数週間と判断され、食欲低下や倦怠感、痛みや呼吸の苦しさなどが強くなる時期です。

鎮痛剤や医療用麻酔などを使って、痛みを和らげることができますので、例え苦痛を口に出さなくても、表情や行動などから、苦痛をくみとり、医療従事者と相談することが大切です。

 

病気そのものによる痛み以外にも、「スピリチュアルペイン」という概念があります。

自分の死を身近に感じた時、自分の人生や生きる意味への問い、病気になり周囲に迷惑をかけていると思う罪悪感、死への恐怖などについての苦悩で、痛みを感じることがあります。「魂の痛み」とも訳されます。

 

WHO(世界保健機関)は、身体的(フィジカル)、精神的(メンタル)、社会的(ソーシャル)の三つの側面に加え、人間の尊厳などを視野に入れた霊的(スピリチュアル)な健康を提唱し始めています。

通常の生活の中ではスピリチュアルな健康について意識しないことがほとんどだと思いますが、人生を終える時期が間近に迫った際に、スピリチュアルな健康を意識し、自問自答を繰り返すことで「痛み」として感じることがあると言われています。

 

スピリチュアルペインに対しては、さりげない会話の中から、本人の人生を振り返る「語り」を引き出す関わりが大切です。

やり残したこと、言い残したことはないか、対話の中から本人の気づきを得ます。

 

そして、生命予後が数週間となった頃には、体力が低下し、一人で日常生活を送ることが難しくなります。

また、家族の介護負担が大きくなり、家族も「この状態がいつまで続くのか」「そのように考える自分が情けない」と、疲労と自責の念にさいなまれる時期でもあるのです。

 

介護者は、その人らしい日常生活を安楽に過ごすための援助を、工夫しながら家族とともに行い、家族が疲弊しないように、介護体制を調整します。

そして、本人だけでなく家族も感情表出ができるように関わり、近い時期に訪れる死別・喪失に嘆く(予期悲嘆)家族をサポートします。

 


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