ICFの視点で考えてみよう


介護のプロ道場、今日のお題は
「国際生活機能分類(ICF)の具体例」です。

それでは問題です!
ICFの視点で、生きることの全体像を捉えられる。

正解は◯×どちらでしょう?

国際生活機能分類 ICF

正解は、◯ でした!

【今日の解説 国際生活機能分類(ICF)の具体例】

ICFの視点を持つと、病気や障害だけでなく「生きることの全体像」を捉えて「助けるだけの介護」から「よくする介護」を考えることができます。

脳梗塞の後遺症で左片麻痺があり、現在老人保健施設に入所中で、自宅復帰を予定している方を、例に挙げて考えてみましょう。

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健康状態:脳梗塞後遺症

心身機能・身体構造:左片麻痺、認知機能は年齢相当。

活動:居室内であれば、杖歩行可。排泄は居室隣接のトイレで一部介助。

参加:専業主婦、家事一般を担う。共働きの長女夫婦に代わって孫の食事の世話をする事も多い。地域のコーラスグループに所属。地域の婦人会で役員をしている。

 

環境因子:自宅は二世帯住宅、1階に定年退職後の夫と二人暮らし。2階には長女夫婦と中学生と高校生の孫二人。次女と長男が隣県に居住。自宅は最寄り駅から徒歩10分。買い物は徒歩5分の小さなスーパーか、夫が運転する車で、大型ショッピングセンターに行っていた。自宅から徒歩5分のところに公民館、市役所の出張所あり。要介護3。

 

個人因子:76歳、高校卒業後就職し、夫と社内結婚。社交的な性格。自宅にいる事が多い夫にストレスを感じる時には、サークル仲間と外出をし、気を紛らわせている。

 

ごく一部ではありますが、ICFの構成要素にそって挙げてみると、具体的な生活の様子が見えてくると思います。

リハビリをする際にも、趣味であるコーラスグループに参加するために、公民館まで歩ける事を目標に歩行訓練をしたり、料理などの家事ができるように働きかけたりすることで、生活機能の向上を目指す事ができます。

できない事を補うだけでなく、その人が生活する中での「強み」を見いだし、その人らしく生活できるような支援が求められています。

 

参考)「よくする介護」を実践するためのICFの理解と活用 大川弥生著、中央法規


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