移動の介護の原則とは?


介護のプロ道場、今日のお題は
「移動の介助の原則」です。

それでは問題です!
移動の介助では、利用者の能力を最大限に活用する。

正解は◯×どちらでしょう?

スタンダードプリコーション 介護のプロ道場

正解は、◯ でした!

【今日の解説 移動の介助の原則】

移動の介護を行う際には、利用者の心身機能や身体構造、活動状況を把握し、価値観や習慣を尊重しながら、利用者の能力を最大限に活用し、適切な介護方法と介護量を提供することが大切です。

 

移動の介助の原則をまとめると、以下のようになります。

1)本人、介護者ともに安全である

2)本人の同意が得られ、本人にとって安楽である

3)本人の負担にならないように、効率的である

4)本人の能力を引き出し、最大限に活用できる

 

本人の能力を最大限に・・・わかっているけど、なかなかそうもいかない、ということもあるかもしれません。

そこで「動く」という仕組みを振り返ってみましょう。このようなプロセスになっています。

・「動きたい」という意思が大脳新皮質の前頭連合野でつくられる。

・大脳基底核・小脳に伝わり、意図した運動を行うようにプログラムされる。

・脊髄を通って、筋肉に刺収縮・弛緩させるような指令が届く。

・複数の筋肉が収縮・弛緩して、1つの流れるような動きをする。

 

移動に介助が必要な方の場合、このプロセスの中のどこがうまくいっていないのかを考えることで、どこにアプローチをすればよいのかがわかってきます。

 

例えば、脳の病気によって、トイレに行こう、部屋に戻ろうなど考えられなくなったり、あるいは、その場にあわないような動きをしたりする場合には、その行動を促すような声かけをします。もちろん、その方の今までの生活習慣や価値観なども加味して声をかけることが大切です。

大脳基底核や小脳に病気がなければ、身体をこのように動かそうと、プログラムされますので、あとは、その方の麻痺や筋力低下など様々な心身機能にあわせた介助を行っていきます。

 

「動き」そのものも、どのようになっているのか、細かく考えていくと、介助のポイントがわかるようになります。

例えば、「立ち上がる」という動作を細かく捉えると、このようになります。

足の裏を床につける → 足を膝より後方にひく → 前傾姿勢になる → 重心の移動によりお尻が浮く → 膝を伸ばす → 姿勢を整え支持基底面の中に重心を置く → 安定した立位の保持

これらのどこの部分がうまくいっていないのか、それを見つけて介助します。

 

もちろん、「動く」というプロセスを意識しながら、本人の意思にそうようにすれば、本人の機能は最大限に発揮され、安全・安楽な動作につながるのです。

そしてそれらを効率的に行うには・・・・そうです、ボディメカニクスです!


介護のプロ道場 365日メール講座は
こちらのフォームからお申し込み下さい。

メールアドレス
お名前(姓)
お名前(名)


※メールの受信制限をされている方は、

mail@kaigopro-dojyo.com を「受信可」に設定をお願いします。

お問い合わせはこちらをクリックして下さい