視覚障害がある方の歩行介助、どうしたらいいの?


介護のプロ道場、今日のお題は
「視覚障害者の歩行介助のポイント」です。

それでは問題です!
視覚障害者の歩行介助は、最初に腰に手を回す。

正解は◯×どちらでしょう?
視覚障害 歩行介助

正解は、× でした!

【今日の解説 視覚障害者の歩行介助のポイント】

視覚障害がある方は、困っていても、どこに誰がいるのか分からないため不安が強い状況にあります。後ろから押したり、白杖を持ったり手や衣服を引っ張ったりせず、必ず一声かけてから介助を行うようにしましょう。

また利用者に合わせた介助方法をするのが一番です。普段どのようにしているのか、どのようにしたら、動きやすいのかを本人に確認します。

 

一般的には、介助者は半歩前に立ち、肘の少し上を握ってもらいます。利用者と介助者の体格によっても異なりますので、利用者が安心できるような部位を確認してから、握ったり添えたりしてもらうとよいでしょう。

白杖を持っていない側で誘導しますが、交通量が多い狭い歩道などは、利用者がより安全な路肩側を歩けるように配慮します。

介助者は常に二人分の幅を意識して、利用者の歩行速度に合わせるようにします。

 

曲がり角や段差、傾斜など、道路の状況が変わる時には、その前に声をかけます

階段を昇降する場合には、「階段を昇ります(降ります)」と一声かけてから、先に一段進みます。利用者の歩幅やスピードに合わせて、リズムよく昇降をし、最後の一段で「あと一段です」と声をかけ、介助者は大きく歩幅を取り、止まります。利用者が最後の一段を進んだら「階段終わりです」と声をかけます。

階段は手すりを使った方が安心という利用者もいますので、利用者に手すりを使うかどうかも確認するとよいでしょう。

 

道路の溝やエレベーター、電車の昇降なども、状況を知らせて介助者が先に進み、一旦止まります。介助者が止まっていることで、利用者はある程度幅を予測することができます。利用者が溝などを超えたことを確認し、再び進みます。

 

道を曲がったり、危険物などの方向を伝える時にはあちら、こちらという表現はわかりにくいので、利用者に対して、前後左右を伝えるようにします。例えば「自転車が来たので右に寄ります」など、その理由もつたえるとわかりやすいでしょう。

 

「白杖シグナル」といって、視覚に障害のある方が、外出先で道に迷ったり不安な時や災害時など何か困った際に、白杖を頭上50cmに掲げて周囲に助けを求める合図があり、社会福祉法人福岡県盲人協会が提唱し、全国的な普及・啓発を目指しています。

街中でこのシグナルを出している方や、何か戸惑っているような様子が見られたら、「お手伝いしましょうか」と声をかけて、どのように介助したらよいのか、確認するようにするとよいでしょう。

 

慣れたところでは、頭の中に「メンタル・マップ」という地図を描きながら進んでいるそうです。

視覚障害のある方の歩行介助は、本人が動きやすいように、行うことが大切ですね。


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