改めて考えてみます、食生活とは?


介護のプロ道場、今日のお題は
「食生活に関わる要素」です。

それでは問題です!
食生活とは、食事の内容のことである。

正解は◯×どちらでしょう?

食生活

正解は、× でした!

【今日の解説 食生活に関わる要素】

食生活とは、食事の内容、種類、調理法、食べ方、食事の時刻、回数、食事の種類、調理法、食べ方などを含んだ、食事に関する習慣、と捉えることができます。

食生活には、個人的な好み、栄養学的知識、所得、価値観、文化、宗教なども反映されます。

 

2013年12月に、「和食」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産へ登録されましたね。

和食の基本形とされるのが一汁三菜(ご飯と汁物、主菜、副菜2種、香の物)です。

主菜には魚や肉、卵、豆腐などのたんぱく質、副菜には野菜や芋・豆・きのこ・海草などのビタミンやミネラル、食物繊維を摂るように組み合わされています。

 

これらの料理の内容や配置などは、室町時代に作法の一つとして統一されました。

ご飯が左手前、汁物が右手前、左奥に主菜、右に並べて副菜2種類、という配置になっています。

この配置は、食事をしやすいとして落ち着いたものでもあり、また、左側に上位の物を置く、という日本の考え方を反映しているとも言われています。

 

食材や料理法は各地域によっても違いがあります。例えばお味噌汁。その土地で収穫できる材料や、流通などにより、味噌や具もそれぞれの地域の特性があります。

 

また、今昔関わらず、食材や調理方法、料理の品数、回数などは、その世帯の所得や栄養に関する知識などによって大きく影響を受けます。

例えば、若いうちに一人暮らしをはじめて、栄養に関する知識が乏しい場合には、お菓子が食事代わりになったり、コンビニやファストフードで手に入れられる食事に偏ってしまうこともあります。

所得の低い高齢者が、食事の回数を減らしたり、安価な食事として、生活費を賄っているというのもよく聞く話です。

 

宗教によっては、特定の食品を食べることを禁止していたり、調理方法が決まっているものもあります。

日本でなじみがあるのが、動物のタンパク質を用いない精進料理です。仏教では殺生が禁じられているからです。

世界の人口の四分の一を占めるイスラム教徒は、ハラールフードというイスラム教のルールに合わせた食材しか食べられません。

豚肉は不浄な物として口にせず、その他の動物の肉でもルールに従って屠殺した肉しか食べることができません。お酒は禁止です。ただどのくらい守るかは、個人差があるようです。

一定期間食事をしない、断食の習慣もあります。

反対にヒンドゥー教では、牛を神聖なものとして食べないようにしています。

 

食べる、ということを掘り下げていくと、これだけたくさんの要素が関係していることがわかりますね。

その人がどのような食習慣をもっているのを知り、準備することで、個人の尊厳が守られ、食欲の増進にもつながると言えます。

 


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