誤嚥・窒息が心配、どうしたらいいの?


介護のプロ道場、今日のお題は
「誤嚥・窒息を予防するためのポイント」です。

それでは問題です。
誤嚥予防には顎をひいた前傾姿勢をとる。

正解は◯×どちらでしょう?

誤嚥 食事介助 介護のプロ道場

正解は、◯ でした!

【今日の解説 誤嚥・窒息を予防するためのポイント】

誤嚥を予防するためには、顎をひいた前傾姿勢で食事をすることが大切です。

食べ物を飲み込む時には、喉の奥の軟口蓋が上がって鼻腔を塞ぎ、喉頭蓋が気道を塞いで食道に進むような反射=嚥下反射が起こります。加齢によって嚥下反射が低下しますので、高齢者は全般的に誤嚥をしやすくなります。

また、脳血管障害により、麻痺がある場合は、誤嚥のリスクが高くなるので注意が必要です。

 

食事の前に、口をすぼめる、頬を膨らませる、口を大きく開けるなどの体操をすると、咀嚼嚥下に使われる筋肉を刺激するため、誤嚥しづらくなります。

水分でむせるような場合には、とろみをつけたり、ゼリー状にしたりします。

水分が少ない、粘りがある、口の中に張り付きやすい、粒状などの誤嚥しやすい食品は、使用を控えたり、とろみをつけたりと調理方法や食べる方法に工夫が必要です。(具体的には、こんにゃく、高野豆腐、パン、カステラ、餅、ゴマ、サツマイモ、豆類、のり、わかめ、ニラ、ウエハース、酢の物、香辛料など)

 

食事の際には、はっきりと覚醒していることを確認します。覚醒状態が悪いと、誤嚥をしやすくなります。

顎をひいた前傾姿勢になり食事を始めます。座位の場合は椅子やテーブルの高さを、膝、肘とも90度になるように調整します。寝たまま食事をする場合でも、30度以上ギャッジアッブして、枕などで顎をひいた体勢になるようにします。

 

食べ物の温度は、体温に近いと、嚥下反射の反応が鈍くなると言われています。体温±20℃、つまり温かいものは温かく、冷たいものは冷たい状態で、メリハリのついた食事も嚥下反射を促します。

介助をする時には、一口が多くなりすぎないようにして、口腔内に食物がある場合には、オープンクエスチョンをしないようにします。

 

食事中に咳が出ていたら、前傾を強め、介助者は手のひらをカップ状にして首の後ろの付け根部分を叩き(カッピング)咳を誘発します。この時に水分は摂らせないようにします。

 

もし咳も出ずに、呼吸困難やチアノーゼ、チョークサインが出現した時には、早急に救急車を手配するとともに、気道に詰まった物を出すような対応が必要です。

・背部叩打法:前傾を強め(臥位の場合は側臥位にする)、肩甲骨のあいだを手のひらの手首に近い部分で叩きます。

・ハイムクリック法:前傾を強め、介助者は背後に回って利用者の上腹部で手をくみ、圧迫します。

 

窒息は、食事が自立していること、また認知症があることでリスクが高くなると言われています。

楽しさに加えて、安全に食事ができるような準備が大切ですね。


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