口から食事がとれない場合はどうするの?


介護のプロ道場、今日のお題は
「高カロリー輸液、経管栄養の基礎知識」です。

それでは問題です。
経口摂取以外に、栄養を補給する方法は無い。

正解は◯×どちらでしょう?

経管栄養 中心静脈栄養 介護のプロ道場

正解は、× でした!

 

【今日の解説 高カロリー輸液、経管栄養の基礎知識】

嚥下障害があったり、胃や腸の手術後などで、口から栄養が取れない場合、点滴で血管に直接栄養分を入れたり、管を通して直接胃や腸に栄養分を入れたりする方法があります。

 

点滴で栄養を摂る場合、カロリーが高い液体を血管に入れる時に、手などの細い血管では、血管にダメージを与えてしまいます。そこで、鎖骨の下にある太い静脈に細い管を入れて、そこから24時間続けてカロリーの高い液体を入れていきます。これを中心静脈栄養といいます。

現在ではブドウ糖だけでなく、アミノ酸、脂肪酸も含まれた点滴製剤もあり、一日に必要な栄養素および熱量を、中心静脈栄養で摂取することができます。

 

しかし、経口摂取をしない状態での静脈栄養時には、腸管を使用しないため、腸管粘膜が萎縮することによって、吸収以外のもう一つの大切な腸の働きである、免疫機能も下がってしまいます。そこで、栄養を摂る際には、腸を使うことに意義があると言われています。

消化管には問題が無いけれど、嚥下傷害などで経口摂取できない時は、経管栄養が選択されます。

 

一時的、短期間の場合は、鼻から胃にチューブを入れる、「経鼻チューブ」を使いますが、経口摂取できない期間が、6週間以上の長期になる場合は、内視鏡手術によって「胃ろう」を作成し、そこからの栄養摂取を行います。鼻からチューブが入っていると、本人の違和感が強いためです。

 

チューブからの栄養剤は液体栄養剤が一般的ですが、最近では胃ろうをからの経管栄養では、ゲル状の半固形化栄養剤が注目されています。

ゲル状の半固形化栄養剤を使用することで、食道への逆流を防ぎ、誤嚥性肺炎の発症を少なくさせる可能性が示唆されています。

 

また、液体栄養剤に比べて、注入時間が短いため、血糖値の上昇など、内分泌や代謝の反応が、通常の食事に近づくという報告があります。介護負担の軽減にもなると考えられています。

 

今回で、食事シリーズは終了です。次回からは、排泄について、お話を進めていきたいと思います。

 


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