再確認、排泄行動とは?


介護のプロ道場、今日のお題は
「排泄行動に必要な機能」です。

それでは問題です。
排泄行動には、認知機能は関係ない。

正解は◯×どちらでしょう?


排泄行動 排泄に必要な機能 介護のプロ道場

正解は、× でした!

 

【今日の解説 排泄行動に必要な機能】

トイレの場所やトイレであることの認識、着脱にも認知機能は大きく関連しています。
排泄行動は、いくつもの動作が連続してスムーズに行えることで成立しています。排泄行動の順を追って、どのような機能が関係しているか捉えてみましょう。

1)尿意・便意の自覚:大脳から脊髄を介した神経伝達機能

2)トイレの場所や、便器の認識:視覚などの感覚機能と認知機能

3)トイレまでの移動、移乗:運動機能と認知機能

4)脱衣:運動機能と認知機能

5)排尿と排便:大脳から脊髄を介した神経伝達機能、膀胱や尿道、肛門の機能

6)排泄の後始末:運動機能と認知機能

7)着衣:運動機能と認知機能

8)トイレからの移動:運動機能と認知機能

加齢や病気によって、これらの機能のが一つでも欠けると、今まで通り行ってきた排泄行動が困難になります。

例えば、脳梗塞などによって、運動麻痺が起こると、着脱や移動の動作が難しくなり、神経麻痺が起こると、尿意・便意を感じづらくなります。

 

また高次脳機能障害が起こると、認知機能が低下するため、トイレの場所や、トイレの認識ができなくなるため、トイレでの排泄ができないこともあります。認知症の場合でも同様です。

 

変形性関節症やリウマチ、脊柱管狭窄症などの整形外科的な病気でも、関節可動域が少なくなったり、痛みがあったりして、着脱や移動の動作に影響を与えます。

 

脊柱管狭窄症などの脊髄の病気で、神経伝達がうまくいかない場合には、尿意や便意を大脳に伝えられなかったり、膀胱・尿道・肛門周囲の筋肉を調節して排泄することができなくなったりします。

 

それ以外にも、食事の量や内容や水分摂取量も、トイレの環境なども排泄に大きな影響を与えます。

何が排泄行動を妨げているのかを考えて、うまくいかないところをサポートすることで、老廃物を身体の外に出すという機能を維持し、また本人の自尊心を保ち、その人らしい生活を支えることにつながりますね。


介護のプロ道場 365日メール講座は
こちらのフォームからお申し込み下さい。

メールアドレス
お名前(姓)
お名前(名)


※メールの受信制限をされている方は、

mail@kaigopro-dojyo.com を「受信可」に設定をお願いします。

お問い合わせはこちらをクリックして下さい