使いやすいトイレって?


介護のプロ道場、今日のお題は
「排泄しやすいトイレの環境」です。

それでは問題です。
どんな状態でも必ずトイレで排泄する。

正解は◯×どちらでしょう?

トイレ 排泄 排泄介助 介護のプロ道場

正解は、× でした!

 

【今日の解説 排泄しやすいトイレの環境】

座位を保つことができ、トイレまで移動ができる場合には、トイレでの排泄を選択します。

・尿意や便意の有無
・尿意や便意を感じてから排泄をコントロールできる能力
・移動方法、移動の自立度
・姿勢を保つ能力
・衣服の着脱の自立度

などによってトイレ、ポータブルトイレ、便器・尿器、オムツなどの排泄方法を選択します。

「トイレ・排泄用品の選び方」は、今年も10月1〜3日まで開催される、国際福祉機器展のサイトにも掲載されていますので、ご参照下さい!

 

トイレで排泄を行う際には、一日に何回もある排泄動作であるため、まずはトイレまで安全に移動できるような環境を整えます。

安定した支えを確保し、寝ている姿勢や座っている姿勢から立ち上がりやすいようにします。

居室からトイレまでの通路は、本人が歩きやすいようなスペース、支えとなるものを整えます。必要時手すりをつけることもあります。

特に夜間、足元が暗いと高齢者は見えづらくなるため、通路の整理整頓と、特に足下を照らせるような照明器具があると便利です。

 

トイレの入口は、間口は80cm以上の引き戸か、外開きのドアであると、本人が入りやすく、必要時には介助もしやすくなります。トイレの鍵は、最近のものはほとんどそうなっていますが、外からも開けられるようにします。

 

排泄の際は、ズボンや下着を脱ぎますので、寒さの刺激も受けやすくなります。冬場に温度が低くなるトイレの場合には、センサー付きの暖房などを設置し、トイレと居室・通路との温度差を少なくするようにします。温熱機能付きの便座や、便座カバーを使用し、急に冷たい刺激が臀部に伝わらないように工夫します。

 

トイレの周りは、尿や手洗いの水などで、濡れることが多いのですが、それによって足を滑らせ、転倒してしまうこともあります。トイレの足回りは乾燥させておくことが、安全面でもまた衛生面でも大切です。

 

便座に座った時には、足の裏が床につくようにします。このとき、膝より少し内側に足が設置するようにします。そうすることで、安定した座位を保つとともに、座った状態で少し前屈みになることで、おなかに力が入り、排泄がスムーズに行えます。

便座より前方にL字タイプの手すりをつけることで前屈みになって立ち座りをしやすくなります。

背が高い方の場合、便座が低いと立ち上がりが難しくなるため、補高便座や、立ち上がり補助機能のついた便座を使用する方法もあります。

 

排泄時は、息むことによって血圧が上昇したり、立ち上がる時に血圧が下降したりと、体調の変化が起こりやすいので、異常を知らせることができる、ブザーなどの音が出るものがあると便利ですね。

 

排泄後は、洗浄器付き便座や、流せるタイプのウェットタイプのお尻ふきがあると、陰部を清潔に保ちやすくなります。

トイレットペーパーホルダーも、使いやすい側にあり、トイレットペーパーを切りやすいものがあるとよいと思います。

 

移動は難しいけれど、座位を保てるようであれば、ポータブルトイレの使用も検討します。続きはまた明日!

 


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