ポータブルトイレってどれも同じ?


介護のプロ道場、今日のお題は
「ポータブルトイレの選び方」です。

それでは問題です。
ポータブルトイレはどれを使っても同じである。

正解は◯×どちらでしょう?

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今日の画像ゲストは、本日介護向けサイトがオープンした、自動ラップ式トイレラップポンです。いろいろな機能があるポータブルトイレの、選択肢の一つとして、知っておきたいですね。

 

正解は、× でした!

 

【今日の解説 ポータブルトイレの選び方】

ポータブルトイレの材質機能はさまざまで、利用者の身体状況や生活スタイルに適したポータブルトイレを選択するようにします。

 

まずはポータブルトイレ全般に共通している事柄について考えてみましょう。

便座の高さ:立ち座り、姿勢保持、排泄そのものに大きく関わります。

膝を直角に曲げて、足底が床に付く高さが理想です。これより高いと姿勢が不安定になり、これより低いと、立ち座りの時の足への負荷が大きくなります。多くのポータブルトイレは高さが調節できるようになっていますが、その方に合わせて調節して使用します。

 

足引きスペース:立ち上がるために必要となるスペースです。

膝を直角に曲げてポータブルトイレに腰かけた状態で、かかとから後ろに20cm、幅は左右に40cm程度あるものが、立ち上がるにも介助をするにも便利だと言われています。

 

肘掛け:姿勢保持の補助的役割をします。ひじ掛けとお尻の間は3〜5cm空いていると、座りやすく姿勢保持もしやすいそうです。

 

排泄物の処理方法:バケツ式、室内設置水洗式(介護保険適応外)、バイオ式、自動ラップ式などがあります。

 

温水洗浄機能・乾燥機能:陰部の清潔と、皮膚トラブルの予防になります。自分でお尻を拭けない場合にも便利です。

 

次に、ポータブルトイレの素材の特徴について考えてみましょう。

樹脂製:軽いので動かしやすい、水洗いができる、安価、スツール型(肘掛けなし)は移乗時には不安定

 

木製:重量があり安定感がある、部屋になじむ、掃除しにくいので衛生面を保つのが難しい、高価

 

利用者の機能や生活習慣に合わせたポータブルトイレを選び、少しでもその人らしい排泄習慣を保てるような選択が必要ですね。

 
ポータブルトイレは、介護保険を利用して購入することができます。(排泄に関わる福祉用具は、購入する必要があります。)介護保険を利用した福祉用具の購入費の上限は、1年間で10万円。その内の自己負担の費用として1割を負担します。

 

ケアプランに基づき、「特定福祉用具販売事業所」の指定を受けた事業所から購入し、市区町村に「介護保険福祉用具購入費支給申請書」を提出します。まずは、全額を自払いした後に申請により9割給付されるしくみです。

福祉用具の購入は、要介護認定を受けてから申請するのが一般的ですが、ポータブルトイレは急に必要になることもありますので、認定前に「介護保険福祉用具購入費支給申請書」を提出することも可能です。(まず市区町村に相談します)

 

福祉用具購入費の給付は、1年に1度行われます。福祉用具購入費の上限は10万円ですが、1年以内に要介護度が大きく変化したり、福祉用具が破損した場合は、市区町村が必要と認めれば1年以内でも介護保険で購入することができます。

また、翌年には新たに10万円までの購入枠が得られますので、ケアマネジャーとよく相談して、福祉用具を上手に活用できるようにしたいものです。

 


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