改めてオムツを考える!


介護のプロ道場、今日のお題は
「オムツについて考える」です。

それでは問題です。
オムツはどれを使っても同じである。

正解は◯×どちらでしょう?

B型肝炎C型肝炎 感染予防

正解は、× でした!

【今日の解説 オムツについて考える】

身体状況、尿意・便意の有無、失禁の有無などによって、オムツが必要なこともありますが、その状況に合っているオムツを選択する必要があります。その人らしく生活するための排泄ケアとして、オムツについても考えてみたいと思います。

大人用オムツには、大きく分けてパンツタイプ、テープ式タイプ、フラットタイプ、尿とりパッドがあります。その人の生活に合っていて、かつ質の良いオムツを選びたいものです。まずは、それぞれのタイプの特徴について、再確認してみましょう。

 

下着のように履くパンツタイプは、歩ける、または介助で歩いたり、車いすで移動できたりする方で、尿失禁がみられる場合に使用を検討します。

300ml程度吸収するうす型のタイプや、600ml〜750ml程度吸収する厚型の長時間タイプのものがあります。

股の部分に吸引布が着いていて、軽い尿失禁に対処できる、失禁用パンツもあります。メーカーにより違いはありますが、概ね50ml以下の尿失禁が対象です。

 

テープ式タイプは、起き上がりや移動が困難で、ベッドで過ごすことが多く、尿・便失禁がみられる場合に使用を検討します。

パンツタイプと同様に、薄型、厚型があり、吸収量も450〜750mlと商品により異なります。尿とりパッドなどを併用して使うと、交換が楽で、費用も抑えることができます。

 

フラットタイプは、オムツカバーを併用して使います。また、オムツ交換や陰部洗浄の漏れ防止などに使うこともあります。パンツタイプ、テープ式タイプと比べて安価です。

 

どのようなタイプを使用していても、経験するのが、オムツからのもれです。もれの原因としては、身体に合っていないギャザーをしっかり立てていないオムツの当て方がずれている、ということが考えられます。

もれを防ぐために、尿とりパッドを重ね過ぎ、ギャザーが有効に使えていないこともあります。

 

また、オムツかぶれもよく見られるトラブルです。オムツかぶれの原因は、大きく分けると、化学的刺激と物理的刺激があります。
化学的刺激:排泄物によるアルカリ性の刺激

健康な皮膚の表面は弱酸性ですが、尿は時間がたつとアルカリ性に変化し、また下痢をした時には腸液が含まれアルカリ性になります。アルカリの刺激が皮膚を傷めてしまいます。

排泄パターンと、排泄の変化をよく観察して、肌に排泄物がついている時間をなるべく少なくするように、おむつ交換をしていきます。

 

物理的刺激:オムツとの摩擦、陰部洗浄時や排泄物の拭き取りで生じる皮膚への負担

高齢者の皮膚は薄くなっており、蒸れたオムツの中では、皮膚はさらにもろくはがれやすくなっています。そのため、少しの刺激でも、皮膚に刺激を受けやすくなります。

皮膚についた排泄物の汚れは、こすらずに洗い流し、押さえ拭きをすることが大切です。

 

介護でオムツが必要な場合は、購入費用は医療費控除の対象になり、自治体によっては「オムツ券」として、補助が受けられることもあります。

本人が尿失禁などで下着や服を濡らすことが多い場合には、下着としてパンツタイプ紙おむつの使用を勧める方法もありますし、また、フィット感のある下着と尿とりパッドでうまく対処できることもあります。尿失禁の原因を見つけて対処をしたり、トイレまでの距離を工夫することで、失禁を起こさなくてすむ人もいます。

 

その方の排泄パターンや想いをよく知り、その人らしい排泄が続けられるように、排泄用具を選びたいものです。


介護のプロ道場 365日メール講座は
こちらのフォームからお申し込み下さい。

メールアドレス
お名前(姓)
お名前(名)


※メールの受信制限をされている方は、

mail@kaigopro-dojyo.com を「受信可」に設定をお願いします。

お問い合わせはこちらをクリックして下さい