入浴することで皮膚はどうなるの?


介護のプロ道場、今日のお題は
「入浴による皮膚の変化」です。

それでは問題です。
入浴すると垢が落ちやすくなる。

正解は◯×どちらでしょう?

入浴による皮膚の変化 介護のプロ道場

ウシ夫とトラ子も、未来をつくるkaigoカフェに参加してきました。
ご一緒させて頂いた皆様、ありがとうございました!

 

正解は、◯ でした!

 

【今日の解説 入浴による皮膚の変化】

入浴の温浴作用・水圧作用によって、皮膚の表面にある角質層水分が浸透(水和)すると、それぞれの角質細胞の間が広がるため、「垢」が落ちやすくなります。

角質の細胞は、絶えず新しい細胞が古い細胞を押し上げ、約3〜4日で外部から付着した汚れと混ざって、垢となります。垢が表皮に溜まっていると、皮膚の正常な機能が発揮できなくなり、健康に支障を来すこともあります。

 

ではここで、皮膚の機能を再確認してみましょう。

皮膚の機能とは、触覚・温度感覚(温・冷)・痛覚などを感じる受容器、また、身体の保護、体温の調節などの働きを持っています。

 

皮膚は、外側から表皮、真皮、皮下組織という3つの層でできています。

表皮は約0.2mmの丈夫な層で、刺激からの保護、病原体の侵入防止、水分の蒸発を防ぐバリア機能があります。

真皮は、約2mmで、皮膚の弾力性を保ちます。真皮内には神経終末、皮脂腺、汗腺(エクリン汗腺、アポクリン汗腺)、毛のう、血管があり、汗を出して体温を下げたり、立毛筋を縮めて体温の放出を防いだり(いわゆる鳥肌です)、皮脂を出して乾燥を防いだりします。

皮下組織は皮下脂肪の層で体を外気の熱さや寒さから守り、クッションのように体を保護する役割と、エネルギーの貯蔵部位としての役割があります。

 

これらの機能を維持するためには、身体の表面を清潔に保つことが必要なのですが、洗い過ぎると皮脂も余分に取り去ってしまうので、バリア機能が低下します。

 

また、浴槽につかるだけでも乾燥をすすめてしまうことがあります。

入浴時には、表皮に水分が浸透するので、皮膚がしっとりするように思えますが、実は角質細胞の間が広がるので様々な保湿因子も流れ出てしまっているのです。

そのため、入浴時や直後はしっとりしていた肌も、時間が経つにつれて乾燥が強くなります。入浴直後、水分が完全に乾ききらないうちに、保湿成分のあるものを塗布して、皮膚の保護をすることが大切です。


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