ところで、汗って何?


介護のプロ道場、今日のお題は
「汗が出るしくみと働き」です。

それでは問題です。
汗は暑いときだけに出る。

正解は◯×どちらでしょう?

汗のはたらき 入浴 介護のプロ道場

ウシ夫とトラ子は、どこかの温泉にでかけているようです〜。

正解は × でした!


【今日の解説 汗が出るしくみと働き】

汗には、温熱性発汗、味覚性発汗、精神性発汗の3種類があります。

それぞれのはたらきについて、みてみましょう。

(1)温熱性発汗

気温が上昇したり、運動したりする時に全身から出ます。必要以上に上昇してしまった体温を下げる役割があります。身体をちょうど良い状態に保つために、汗を出し、汗が蒸発する時に熱を奪う(気化熱)作用で体温を下げます。

 

(2)味覚性発汗

酸味や辛味など刺激の強い食べ物を食べた時に、顔面を中心に出る汗のことです。直接顔面の汗腺を刺激して発汗する、とも言われています。

 

(3)精神的発汗

緊張状態にある時に、主に顔、手のひら、脇の下、足の裏から出る汗で、緊張により交感神経が刺激され、汗が出ます。

 

汗腺にはエクリン汗腺と、アポクリン汗腺があります。

エクリン汗腺はからだの表面全体を覆っており、人では200~400万個くらいありますが、機能しているのは150万個くらいといわれています。温熱性、味覚性、精神性いずれの発汗もエクリン汗腺からです。

これらの汗は、体温中枢である視床下部から、汗を出せという指令が出る、または緊張した時などの交感神経が優位になっている状態が汗腺に伝わり、周囲の毛細血管から必要な水分だけろ過して、体外に排出します。

エクリン汗腺からの発汗は、99%が水分で、残りがミネラル、尿素、アンモニアなどの固形成分です。汗そのものは無色透明で、汗が出た直後は無臭です。汗をかくと、もともと皮膚についている筋(常在菌)が増えます。常在菌の栄養源である垢を分解する時に臭いが発生します。

皮膚の常在菌は、皮膚を外敵から守る働きをしていますが、皮膚に汚れが溜まっていたり、汗をかいたままにしておいたりすると、臭いが強くなるだけでなく、皮膚のトラブルも起こしやすくなります。

また、汗腺の「血液をろ過する」機能が低下すると、固形成分を多く含んだ汗になり、アンモニアなどの臭い成分が増えます。さらに、アンモニアは皮膚表面をアルカリ性にする作用があり、常在菌の繁殖を増やしてしまうので、汗の臭いは強くなります。

 

もう一つのアポクリン汗腺は、体温とは関係なく働き、外耳道、陰部、腋窩、乳房などに分布しています。このアポクリン腺から出る臭い物質が汗と混ざって体臭となります。

汗をかいたと感じなくても、1日あたり1リットルの汗が出ていると言われています。皮膚を清潔にすることで、皮膚のバリア機能を保ち、気持ちもスッキリしたいものですね。


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