安全な浴室環境って?


介護のプロ道場、今日のお題は
「安全な浴室環境とは?」です。

それでは問題です。
浴室は温度差だけに注意すれば安全である。

正解は◯×どちらでしょう?

手洗い方法

 

 

正解は、× でした!

【今日の解説 安全な浴室環境とは】

入浴時には温度差によって起こるヒートショック以外にも、濡れた床ですべったり、身体を動かすことによる転倒、お湯をつかうことからやけどのリスクも高くなります。その点にも注意して、浴室の環境を整えることが大切です。

 

それぞれの環境について考えてみましょう。

まずは脱衣室です。冬場に着替える時には室温は22度以上にし、下着や靴下の着脱をするときに、片足で立つとふらつくようなら、椅子を設置します。

歩行が難しい場合は、居室などからそのまま移動できる車いすタイプのシャワーチェアーもあります。その際、脱衣室・浴室の出入りには80cm以上の幅が必要です。

 

次に浴室です。

シャワーの温度設定はできるか確認しておきます。シャワーの温度が一定でないとやけどの原因にもなるのであらかじめお湯を出して点検します。浴槽の湯温も、しっかり上下のお湯を混ぜた状態で、腕の内側で確認するようにします。

 

高齢者は、立ち上がる力が弱かったり、届きづらい場所もあるので、福祉用具の活用も検討します。床からの高さがあるシャワーチェアーを使うと、立ち上がりやすくなります。

またいで入りやすい浴槽のサイズは、深さが50cm程度、床から浴槽の縁までの深さは40cm程度が好ましいと言われています。浴槽内で安全な座位を保つためには、浴槽の長さが100cm程度、つかみやすい浴槽のふちの幅は10cm~15cmです。

また、浴槽への出入りをスムーズに行えるために、手すりをも検討します。浴槽の縁に取り付けるタイプの手すりも便利です。使いやすい方の手でつかめるように、浴槽の側面にL字の手すりをつけたり、前面に横の手すりをつけたりします。

 

立ったまままたいで浴槽に入るのが難しい場合には、浴槽のふちにかけて固定するバスボードも便利です。ボードに腰掛けてから片足ずつ浴槽に入れて、入浴します。ちなみにプラスチックの浴槽の蓋は、重さに耐えられませんので、バスボードの代わりにはなりません。

 

浴槽が深い場合には、浴槽内に台を設置することもあります。浴槽内に元々滑り止めのための凹凸があると、浴槽台の吸盤がうまく固定されないこともありますので、実際に使用する前に、確認が必要です。

 

自宅で入浴する際には、身体が覚えている自然な動作を活用しつつ、むずかしいところを補えるような環境を整えます。福祉用具や住宅改修も、本人がどうしたら今までの動きに近づけていけるかが大切になると思います。



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