お風呂で溺れた、どうしたらいい?


介護のプロ道場、今日のお題は
「溺れたときの対処」です。

それでは問題です。
溺れていたら、時間がかかっても浴槽から必ず出す。

正解は◯×どちらでしょう?

入浴事故 溺水 溺れ 介護のプロ道場

正解は、× でした!

【今日の解説 溺れたときの対処】

浴槽で溺れている人を発見した場合は、利用者さんや介助者の体格、浴槽の深さ、湯の量などを判断し、浴槽の外に速やかに出せそうであれば、外に出します。

浴槽の外に出すのが難しそうであれば、浮力を使って水面に顔を出しながら、浴槽の栓を抜きます。応援が得られない場合には、水を抜いた浴槽の中で心肺蘇生をすることもあります

浴槽から出せるのか、出せないのか、利用者さんをイメージして、シュミレーションしておくことが大切ですね。
それでは、溺れてしまった時、身体は状態になっているのでしょうか。

 

溺れ(溺水)とは気道内に水分が入り、気道が閉塞することによる窒息です。呼吸ができず酸素を取り込めなくなるので、それが特に脳などの臓器に損傷を与えます。

特に、ダメージを受けてしまうのが脳です。脳は、酸素や栄養の供給ストップに極端に弱い臓器です。
脳は酸素を貯めておくことができないので、血流が途絶えると20秒前後で脳の神経細胞は酸素欠乏状態になります。

消防局の調べによると、入浴中ので溺水事故では、半数はすでに現場で心肺停止状態であると報告されています。
またその原因がヒートショックによるものであると言われています。

 

溺れている人を発見したときの対応をまとめてみます。

1、浮力を利用して、浴槽の外に出し、意識を確認します。
(浴槽から出せない場合には、顔を水面に出して、浴槽の栓を外します)

2、周囲に誰かいるようなら、1と同時に大きな声で助けを呼びます。

3、119番に通報し、AEDがあれば準備します。

4、普段通りの呼吸があるか調べます。

5、普段通りの呼吸が無い場合には、胸骨圧迫を行います。

6、パッドの装着部位を乾いた布で拭いてから、AEDを使うようにします。

救急車が到着するまでの時間は、全国平均で8,3分(平成25年度)で、病院に搬送されるまでさらに時間がかかります。心肺停止状態になってから、時間が経つほど脳へのダメージは大きくなり、救命率が低下してしまいます。

 

日頃から、事故発生時の対処方法や連絡方法を周知しておきたいものです。各消防署などで、救命講習も行われていますので、すぐに救命処置ができるように、訓練をしておくことが大切です。

 

危険防止、対処の話が続きましたが、次回から心地よい入浴・清潔保持の方法について考えたいと思います!


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