こんにちは。
介護のプロ道場 主宰の桑原紀子です。
さてさて、冬にはノロウイルスによる感染性胃腸炎が流行りましたね。
メディアでもよく取り上げられていました。
では、ノロウイルス感染性胃腸炎について、少々情報を書いてみます。
●潜伏期間:12~48時間
●主な症状:吐き気(79%)、嘔吐(69%)、下痢(66%)、発熱(37%)、腹痛(10%)
●症状がある期間:24~48時間
●感染源:感染者の吐いた物や便、または加熱が不十分な海産物等
●感染経路:経口感染(感染者の排泄物に触れた手で触ったものから感染)、飛沫感染(排泄物が飛び散ったものを吸い込み感染)
●感染期間:嘔吐や下痢等の症状がある間
●ホームケア①:吐いた後、胃を休めるために最低でも1時間あけて、口を湿らす位の水分を摂る。吐き気が無ければ少しずつ水分の量を増やしていく。
●ホームケア②:汚れた衣類などは、次亜塩素酸の漂白剤(ハイター・ミルトンなど)に10分程度漬けるか、85℃以上のお湯に1分以上漬ける。
床に付いたものは、漂白剤を浸した布などで10分間覆う。処理したものは、ビニール袋に入れて捨てる。処理するときには、ビニール手袋とマスクを付ける。
こういうものですから、予防や処理の後には、とにかく手洗いが大切です。
ハンドソープなどでよーく泡立てて、指の先、指の間、手首まで念入りに洗い、水道水でよーく流します。
ノロウイルスはアルコールが効かないので、お子さんのおもちゃなどは、お子さんが寝ている間に、ミルトン等を薄めたものに1時間漬けるか、スプレーボトルに入れて、まんべんなくかけておくとよいと思います。