「ディオバン」何が問題なの?


 

2013年7月11日頃から、高血圧の治療薬として使われている、「ディオバン」についての報道が続いています。

内服しているご利用者さんも多いかもしれませんし、もしかしたら質問があるかもしれません。

そこで、今回は、いったい何が問題になっているのか、今後どのようにしたら良いのかの情報をお伝えします。

5402b9be7c9674acd939dfcd69f93f0b_m

ディオバンはノバルティス ファーマ社で開発された「高血圧症」に使用されるお薬です。

1996年にドイツで承認されて以来、世界約100カ国で承認され、日本では2000年9月に承認され、同年11月に発売されました。

2004〜09年に京都府立医大で、すでに血圧を下げるとして承認された薬の、よりよい使い方を探る医師主導型の研究が行われました。

その研究の結果で、ディオバンを使った場合、他の薬に比べて45%脳卒中や狭心症を減らせるという報告があり、さらに注目される降圧剤となりました。

しかし、この研究のデータ解析に、発売元であるノバルティス社の社員も含まれている事がわかったため、京都府立医大でこの研究結果の検証が行われました。

検証の結果、ディオバンと他の薬で、脳卒中や狭心症の「発症率に差はない」ということがわかりました。

つまりディオバンには、血圧を下げる効果はあるけれど、ディオバンだけが特別に、将来脳卒中や狭心症を減らせるわけではない、という事です。

ここで大切なのは、ディオバンの血圧を下げる効果が疑問視されている訳ではないという事です。

このことは、あまり報道されていません。

ディオバンを内服している方々が、ディオバンの効果全てに疑問を持って、自分の判断で薬を止めてしまう可能性があります。

それは、非常に危険な事です。

利用者さんに「ディオバンは飲まない方が良いか」と聞かれたら、薬は自己判断で中止せず、主治医に相談するように勧めましょう。

今回の検証結果について、7月15日現在、まだ厚生労働省からの声明はでていません。

また新たな情報が出ましたら、皆様にお伝えしたいと思います。

 


介護のプロ道場 365日メール講座は
こちらのフォームからお申し込み下さい。

メールアドレス
お名前(姓)
お名前(名)


※メールの受信制限をされている方は、

mail@kaigopro-dojyo.com を「受信可」に設定をお願いします。

お問い合わせはこちらをクリックして下さい